すべての「和僑」の人たちの育成と支援に尽くすコミュニティ

佐藤 健一

■自己紹介

1997年札幌医科大学医学部卒業後,北海道で北海道家庭医療学センターの1期生として研修を受けました。
4年の研修の後,沖縄へ引っ越し4年勤務.その間にリハビリテーションと高齢者医療の勉強しています。
北海道で2年間勤務した後リハビリテーションの勉強で大阪へと引っ越しました。
その時にシンガポールで開催された国際学会に参加してこの国の多国籍性に衝撃を受け,日本の医療を外から見たい気持ちが強くなりました。
当時のシンガポールの印象は「住みにくそうな街」で,この国では働くことはないだろうというものでした。
しかし,色々と道を探すとシンガポールでは日本の医師免許で働けることがわかり,結局2011年4月から医師として働いています。
ちなみに震災直後に来ているため,震災から逃れるため?と言われることが多いのですが,半年以上前からの手続きが必要なので震災関連で移動したわけではないことを強調しておきます。

■入会理由・和僑会に期待すること

Nihon Assist SingaporeのMedical Project Directorでもあるので,いろいろな業種の方との交流を深めることができるように関わっていきたいです。
また和僑会メンバーの方々の健康維持にも多少なりとも関われると嬉しいです。
秘密は厳守しますのでご安心ください。

■現在の事業内容と提供できる情報

1.診療
クリニックでの診療が本来の仕事となります。
クリニック名は「Healthway Japanese Medical Centre」で,最近The Centrepointの6階に移転しました。
ですので,皆さんが健康なときには余り会う機会がありません。
ですが,各種健康診断やVISA更新の健診も行っていますし,予防接種も行っています。
健康な時からもなにか疑問があれば相談していただければと思います。
時々J-PlusやAsia Xに記事が出ていますので読んでいただければ嬉しいです。

2.日本とシンガポールの医療・介護における交流促進
シンガポール人医師との交流も多く,シンガポール側の日本の高齢化対策.医療・介護に関する関心の高さを常に感じています。
日本とシンガポールの医療・介護の両方を知っていることから日本への視察の依頼を受けることも多々あります。
つい最近もあるFoundationからの依頼で日本の福祉施設の視察をアレンジし,Straits Timesにその記事が掲載されました。
逆に日本からもシンガポールの医療機関の見学の依頼も来るためその調整も時々行っています。
日本での学会にもシンガポール人医師と参加したりして医療関係での日星交流を深めていこうと取り組んでいます。

3.医療・介護関係会社へのサポート
日本の企業の中には海外展開を考えている所も多いのですが,海外の現状を知る機会が余りありません。
そのような方々に向けてシンガポールの医療・介護の現状を説明していますし,アドバイスも行っています。
詳しくはNihon Assist Singaporeにご相談ください。

4.JSIP(Japan Singapore Inter-Professional Collaboration)主宰
シンガポール人医師とともにJSIPを開催し,日本とシンガポールの医療関係者がともに学ぶ機会を提供しています。
今年は在シンガポール日本国大使館後援もいただき,SJ50のイベントとして5月に開催,400名弱の医療関係者が集まりました。
シンガポールの医療への取り組みも参考になることも多々あり,いい学びの機会となっています。
毎年開催予定ですので,出店希望の方は是非ともご相談ください。

医療・介護分野にかけては他の医師にはないネットワークを使って色々と協力できると思いますので,相談していただければと思います。

■実現したい夢・解決したい問題

日本がいち早く突入した高齢化についての知識や経験を,これから高齢化を迎えるシンガポールや他の東南アジア諸国が苦労しないために協力していくことが今の一番の目標です。

■座右之銘

The best way to predict the future is to invent it. by Aran Kay

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