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和僑の社会見学(9/14 クランジ競馬場)活動報告

2024. 09. 20

シンガポールの競馬は、1843年に近代競馬の初レースが行われて以来、約180年の歴史を刻んできました。
しかし、現在国内唯一となったクランジ競馬場が再開発のため、まもなく閉鎖予定です。
そこで、競走馬と競馬産業に携わる方々の勇姿を目に焼き付け、同地に息づく文化を体感すべく、今回の社会見学が実施されました。

広さ120ヘクタール(シンガポール国立競技場16個分)に及ぶ敷地内には、全天候型のトラック、巨大モニター、屋内外のスタンドなど、日本有数の競馬場にも引けを取らない充実した設備が整っていました。

今回は、シンガポール競馬界に深くかかわる日本人関係者さんのご協力のおかげで、VIPルームでの観戦が実現しただけでなく、普段は馬主さんや一部の方のみに許可されるパドック内にも入ることができました。また、レースを目前に控えた騎手さんとの交流機会まで頂戴できました。観戦者の熱気や緊張感とは対照的に、競走馬と騎手さんの落ち着いた姿は非常に凛々しく、敬意を抱かずにはいられませんでした。

この日のレースも終えて、クランジ競馬場での開催数がいよいよ残りわずかとなってきています。
フィナーレを飾るのは、10月5日(土)に行われる Grand Singapore Gold Cup です。
レース賞金 S$1,380,000 の、シンガポール最後にして最大のレースとなるので、今回の社会見学に参加された人もそうでない人も、ぜひその歴史的な瞬間を見届けられてはいかがでしょうか。